ヒザ痛の克服はフォーム改善から

1月からポイント練習を復活しました。半年間苦しみ続けましたが、もうヒザ痛は出ていません。たぶん二度と出ないでしょう。どのように私がヒザ痛を克服したか、それはフォームを根本的に変えたからです。同じような悩みをお持ちの方にご参考になればと思います。

私はもともと走り始めたとき、何も分からずニューバランスのベアフッドシューズを履いていました(その靴がアルペンで一番安く売っていたからです)。そのため、フォアフット気味でした。その際に母指球から接地していたのですが、足底を痛めてしまったのです。そこで、足の外側(小指側)からそっと接地するようになりました。

この、フォアフット+小指側からの接地はアフリカのランナーに多いフォームだと思います。私もこれまで何の問題もありませんでした。

その後いろいろ知識もつき、シューズもいろいろなものを試しました。昨シーズンからはナイキの厚底・ズームフライを履くようになりました。

さて、先日ミズノのフォーム診断に行ってみたところ、フォアフットだと思っていた自分の接地は、むしろカカト接地になっていることがわかりました。ナイキの厚底はフォアフット向けのハズですが、厚いクッションに助けられておそらくもともとの私の身体に向いたフォームが顕在化したのだと思います。

そこで感じたのは、「カカト+外側からの接地が腸脛靱帯に負荷をかけているのでは?」という仮説です。自分で試してみるとわかりますが、カカト側かつ足の外側から接地しようとすると、ヒザや腸脛靱帯に負荷感があります。一方で、カカト接地の場合は内側、すなわち母指球を意識して接地すると負荷が内股やハムストリングスに分散され、腸脛靱帯とヒザへの負荷が軽い印象があります。

私は足底を痛めた経験から、母指球での接地をしないようにしてきました。しかし、おそらく足のどこで接地するかという問題は、そんなに単純ではなかったのだと思います。

私の仮説は以下の通りです。
・フォアフット+母指球接地→着地衝撃が母指球のみにダイレクトにかかり、足底に大きな負荷
・フォアフット+小指側接地→外側から柔らかく衝撃を分散、フォアフットのよさを活かせる理想的なフォーム
・ヒール(カカト)+母指球接地→シューズのクッションを利用し左右へのぶれなく推進力を保つ、ヒールフットのよさを活かせる理想的なフォーム
・ヒール(カカト)+小指側接地→脚の外側に大きな負荷がかかり、ヒザや腸脛靱帯にダメージ蓄積

ヒザ、または足底を痛めている方は、一度ミズノなど動画をもとにアドバイスしてくれるフォーム診断を受けてみてはいかがでしょうか。

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