ランナーと体重 減量が最大のタクティクス

体重1kgで3分フルのタイムが縮まる、とまことしやかに言われています。

今回、私は2018年の東京マラソンに受かったことで、本気でサブスリーしようと減量をしました。サブスリー達成の原動力はほぼ減量だけで説明がつきます。

私がサブ3.5を達成したのは2016年11月のつくば。この時は73kgくらいでした。
その後、2017年3月の静岡で3時間12分を出したときは68kgくらい。17分縮まったとして、そのうち15分は減量、残りの2分が走力の向上によるものとなります。
実際には走力は加齢にともなって落ちていくでしょうから、3~4分程度は向上したのでしょうか。いずれにせよ体重減の効果からすれば微々たるものにすぎません。

さて、東京マラソン当日の私の体重は64kg。単純に静岡からは12分縮められる計算になります。そうするとサブスリーはギリギリ、グロスでの達成を考えると厳しいことは確かでした。
しかしながら、机上の計算であるにせよ、減量だけでサブスリーを射程に収められたことは事実。実際のタイムはグロスで2時間59分でしたので、わずかに走力も上がっていたようです。

振り返ると、自分にとっては減量がサブスリー達成にとって最大の要因だったと言って間違いありません。
みやすのんき氏をはじめ、メタボに悩んでいた人があっさりサブスリーする事例は少なくありません。太っていたのに、ではなく、太っていたからこそ、その体重を支えるための筋力や心肺が鍛えられており、そのポテンシャルが減量によって花開いたとみるべきではないでしょうか。
人によって身長も違うためベスト体重は異なるでしょうが、70kg台でサブフォーまで行けた方は減量によってサブスリーできる可能性を秘めています。減量すれば勝手に練習のペースが上がっていき、走力も上がるためです。

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