上州武尊山スカイビュートレイル120のレースプラン

清水の舞台でエントリーしてしまった上州武尊山スカイビュートレイル120。
下手な100マイルレースよりもキツイ、TJAR完走者が二度と出たくないと言ったなどなど、とにかく後から話しを聞くにつれてとんでもないところにエントリーしてしまったという後悔の念が浮かびます。
私のレース経験は最長で53km。ソロハイキングで70km・高低差4000mというのはやったことがありますが、129km・9000mという距離は全くの異次元です。


とはいえ、参加したからには笑顔でゴールしたいもの。
ざっくりとペースプランを考えてみました。
まず、総距離が129km、累積標高差が9200m。ここから計算すると、コース全体の平均勾配は7.1%となります。
制限時間が35時間なので、129kmを35で割ると3685m/時。

つまり、ざっくり言うと
「勾配7.1度の坂を時速3.7kmで歩けば35時間後にゴールできる」
という計算になります。

トレッドミルで、勾配7度、時速4kmで歩いてみましょう。
はっきり言って、かなり余裕です。

もちろん、実際には上り下りがあり、平均勾配7度よりも格段にペースが落ちることは確かです。
また、エイドのタイムロス、休憩時間、後半の疲労などを考慮するとこの通りにはいきません。

しかし、フルサブスリーの基本ペースが4:15/kmであるのと同じように、上州武尊山スカイビュートレイル120においての完走基本ペースが時速3.7kmである、という理解があるかないかでは、レースへの臨み方がぜんぜん違ってくると思います。

自分は、トレッドミルで7度、9度、15度、30度などの角度をつけ、それぞれでさまざまな速度での歩き~小走りを体験してみました。
その結果、どの程度の勾配でどの程度の速度なら運動が持続可能か、という感覚値が徐々にできつつあります。たとえば、20分継続可能なペースを見てみると、勾配7度なら時速12kmもOK、勾配9度なら10km、勾配15度なら時速6km、30度なら3km、といったところです。いずれも、1時間続ければ垂直距離を800m~900m稼げるくらいのペース(9度で時速10kmなら1時間後900m登ることになりますね)ということがわかりました。

これで、なんとか身体的には完走できそうな気がしてきました。
実際にはW1の関門がややキツイので、前半は少しペースアップする必要がありますが、後半は余裕を持っていけそうです。
チャレンジとしては、総平均速度を5km/時で進めれば上位と言ってもいい26時間くらいでのゴールが可能なはず...。

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